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Color Rule

配色2025-06-26約 7 min

【鉄則】動画デザインの配色ルール
|色の使い方の基本

日々の動画編集実務において、デザインのクオリティを左右する最も重要な要素の一つが「配色」です。 どれだけエフェクトやトランジションにこだわっても、色の使い方が間違っていると一瞬で素人っぽさが出てしまいます。

今回は、実務で絶対に守るべき配色の基本ルールと、動画全体に統一感を持たせる「トンマナ(トーン&マナー)」の考え方について整理します。

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最大の失敗:色を多用しすぎる

🖼️色を多用しすぎたまとまりのない画面と、3色で統一された画面の比較

動画デザインにおいて最もやりがちな失敗は「色を多用しすぎる」ことです。 初心者の頃は、色をたくさん使えば使うほどリッチでクオリティの高い動画になると思い込みがちですが、これは完全に逆効果です。

📺 Netflix に学ぶ配色

深い黒の背景(ベース)に、象徴的な赤のロゴやボタン(アクセント)。 この極めて限定された配色があるからこそ、アプリを開いた瞬間に「映画館のような没入感」や「プレミアムな映像体験」を直感的に受け取ることができます。

もしあのUI画面に、パステルピンクや蛍光グリーン、明るいイエローなど無数の色が使われていたら—— 特有のソリッドな世界観は一瞬で崩壊し、ノイズの多い画面になってしまうはずです。

動画編集のテロップやレイアウトにおいても、これと全く同じことが言えます。 色を使いすぎると、動画全体の世界観が表現できなくなるばかりか、「どこを一番強調したいのか」という視線誘導の機能まで失われてしまいます。

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大原則:配色は3色以内に収める

美しいデザインを作るための大原則は、基本の配色を「3色以内」に収めることです。 具体的には以下の黄金比率を意識して色を割り当てます。

70%

ベースカラー

背景や余白など、画面で最も広い面積を占める色

25%

メインカラー

ブランドイメージやチャンネルのテーマを象徴する色

5%

アクセントカラー

最も強調したい部分に使う色

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黄金比率 70 : 25 : 5

この比率を守るだけで、動画の印象は一気にプロらしく、洗練されたものになります。

🖼️メインカラー(青)、ベース(白)、アクセント(黄)で構成された動画のキャプチャ
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トンマナ(トーン&マナー)の設定

次に、これらの色をどのように選ぶべきかという「トンマナ(トーン&マナー)」の設定についてです。 トンマナとは、デザインの雰囲気(トーン)と、色やスタイルのルール(マナー)を決めることで、動画全体に一貫性と統一感を持たせる手法です。

配色を決める際は、まず「どんな雰囲気(トーン)の動画にしたいのか」を明確にします。 例えば、「男性向けのビジネス系で、クールで知的な動画」を作りたいのであれば、メインカラーには暗めの青(ネイビーなど)を選択します。

色の心理効果
情熱・エネルギー・警告
黄色明るさ・注意喚起・ポジティブ
信頼・冷静・知性
安心感・自然・成長
清潔感・シンプル・余白
高級感・力強さ・プレミアム
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プロに求められる説明責任

「なぜこの色にしたのか?」と問われた時に、「この動画は〇〇という目的とトーンなので、この色をメインに設定しました」とロジカルに説明できることが、プロの編集者には求められます。

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色だけじゃない——フォントの統一感

🖼️源ノ角ゴシックのフォントファミリー(細い文字から太い文字の比較)

最後に、色だけでなく「フォント」の統一感もトンマナにおいて非常に重要です。 動画をおしゃれに見せるコツは、たくさんの種類のフォントを乱用するのではなく、「フォントファミリー」を活用することです。

フォントファミリーとは、同じ書体の中で線の太さ(ウエイト)が異なるバリエーションの集まりのことです。

フォントファミリーの使い分け例(源ノ角ゴシック)

Heavy / Boldタイトル・見出し
Medium重要なテロップ
Regular本文・補足説明
Lightキャプション・注釈

同じフォントの中で太さによって強弱をつけるだけで、メリハリがありながらも全体に統一感のある、非常に見やすい画面を作ることができます。 毎回「どのフォントを使おうか」と迷う時間が減るため、作業の効率化にも直結します。

まとめ

動画は、1枚1枚の画像の連続(パラパラ漫画)です。 1画面ごとの配色のルールがしっかり守られていれば、必然的に動画全体のクオリティも高くなります。

「3色以内のルール」と「トンマナの統一」は、持って生まれたデザインセンスの有無に関わらず、ロジックとして知っていれば誰でも実践できる確実な手法です。

まずは今開いているプロジェクトデータで、無駄な色が使われていないか、フォントのルールがブレていないかを見直してみてください。